「ロドリゲス通事賞」は元ポルトガル大使館翻訳官の故・緑川高廣氏の基金寄付により、16世紀に通事(通訳)として活躍したジョアォン・ロドリゲスにちなんで、1990年に設立されました。

1990年当初からしばらくは毎年、途中からは隔年ごとに、日本で出版されたポルトガル人作家の作品の邦訳本や、ポルトガルに関連する事柄をテーマとした作品を対象に、一般社団法人日本ポルトガル協会、大阪日本ポルトガル協会、東京外国語大学、上智大学、大阪大学、京都外国語大学のご協力のもと、受賞作品を選んできましたが、2016年10月21日に執り行われた第19回ロドリゲス通事賞授与式の際に、今回を最後としてロドリゲス通事賞の授与を終了することが伝えられました。

その理由は、創立から25年以上の歳月を経て、大きく変容した日本の文化的・社会的現況を鑑みて、創立時の目標に立ち返り、今後は、日本では進んでいないポルトガル文学の普及に注力すべき時期が到来したと考えられることにあります。

今後は、ロドリゲス通事賞は、現代ポルトガル文学ひいては文化をより広範囲に、長期的に伝えることにつながるポルトガル現代文学選集の刊行へと移行してまいります。

詳細は、決定後にお知らせいたします。

豊かなポルトガル文学の一端をみなさまにご紹介することによって、日本においてより多くのポルトガル作家の邦訳が発刊されるきっかけとなること、また、文学を通してポルトガルと日本両国の相互文化理解がいっそう深まることを願っております。

ロドリゲス通事賞受賞作一覧(1990~2016)